陰陽論を食事に取り入れるには?
2009 年 3 月 1 日 日曜日
一見難しそうな陰陽論ですが、実際には古来から伝わってきた伝統的な知恵にも近いことが多いようです。たとえば「秋茄子は嫁には食わすな」という言葉がありますが、これを陰陽論で見ていくと、寒くなる陰性の季節である冬に近い時期に、紫色で細長く、茄子科に分類される陰性の性質が強い茄子を陰性に分類される女性のお嫁さんが食べてしまうと、体がどんどん冷えてしまい、妊娠しづらくなるので良くないという見方ができます。
このように、季節、体質、食材の持つ性質などをよく考慮し、食べ物を選んでいくことが大切です。桜沢先生の御著書にも「食養とは生物学的環境に人間を適応させる方法である。
(中略)言い換えれば、人間を幸福にするには、人間を自然の子にすること意外に方法がないことを生理学的に説くものである」と書かれています。
最後に、陰陽論を用いる上で注意しなければならない事は、極端な陰性食品(砂糖やアルコールなど)や極端な陽性食品(肉類など)を摂取した場合に、逆の性質を強く持つものを食べれば中和できるのではないかと考えてしまう事です。理論上はそうかもしれませんが、実際には両極端の性質を持つ食材は体に大きな負担を掛けてしまいます。そういう時こそ中庸に近い食材、つまりお米とお味噌汁、お漬物と少しの基本食(ヒジキやキンピラなど)に戻すように心がけることが大切です。



