蕎麦(そば)
2009 年 12 月 2 日 水曜日
蕎麦は他の雑穀に比べ、たんぱく質が多いのが特徴です。修験道の行者が千日回峰行などを行う際に『五穀断ち』という主食を抜く行を行いますが、その代わりの主食として用いられるのが蕎麦なのです。つまり、主食としても用いられるほど栄養価も高いということです。しかし、蕎麦に含まれるたんぱく質には、体脂肪の蓄積を抑制する働きもありますので、必要以上に摂取しなければ肥満になる心配もありません。
成分的に見ていきますと、ルチンという成分が含まれています。このルチンには、血液の浄化や毛細血管の強化といった働きがありますので、血圧を下げ、脳出血などの予防に有効です。
またコリンという成分には、肝硬変や動脈硬化を防ぐはたらきや、自律神経失調症になりにくくする効果があるともいわれています。
ビタミン類を見れば、ビタミンB1、B2なども豊富に含まれています。
そのほかにも、疲労回復に効果のあるパントテン酸、お肌によくシミ、ソバカス防ぐシスウンベル酸、大腸ガンや便秘になりにくくする食物繊維が蕎麦(ソバ)に含まれているなど、いろいろな効能や効用、効果があります。
マクロビオティックの手当法としては、その陽性な働きを利用して、肝臓がんで起こる腹水の除去に用います。西洋医学的にも腹水を取るのは非常に難しいことなのですが、蕎麦パスタを用いると、劇的に引いた経験があります。お腹をさわってみて、冷たい腹水の場合には蕎麦パスタをし、熱を持っている場合には里芋パスタを行います。
どちらも効果が出るときには凄く有効ですので、試すだけの価値がある素晴らしい治療法だと言えるでしょう。
お蕎麦として食べる以外にも陽性な食材ですので、これからの季節には蕎麦がきや蕎麦茶、そば粉を使ったクレープなど、様々な方法で美味しく頂いてください。



